https://news.yahoo.co.jp/articles/8855bb5e760b1ac2388d2a02931c5cf18b9e4625
◆米大リーグ アスレチックス―ホワイトソックス(18日、米カリフォルニア州サクラメント=サターヘルスパーク)
ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が18日(日本時間19日)、敵地・アスレチックス戦に「2番・一塁」でスタメン出場し、2試合連発となる7号を放った。5―4で1点をリードした7回先頭の4打席目に左腕のH・ハリスからソロを放った。
3打席目までは四球、空振り三振、四球と快音が響いていなかった村上。4打席目は左腕のハリスに対し、カウント2―2からの5球目を捉えた。
73・4マイル(約118・1キロ)のカーブにややタイミングを外されながらも振り抜くと、打球はぐんぐん伸びて中堅のフェンスを越えていった。打球速度は103・9マイル(約167・2キロ)、打球角度31度で、飛距離は415フィート(約127メートル)だった。
この時点でリーグの本塁打ランキングでもジャッジ(ヤンキース)、アルバレス(アストロズ)の8本に次ぐ3位タイとなった。これまでの6発はいずれも90マイル(約145キロ)以上の速球系を捉えたアーチだったが、この日は初めて球速の遅い変化球を運んだ。
勢いが止まらない。開幕から3試合連続本塁打という鮮烈なデビューを飾った村上。その後はメジャーの投手に苦しんできたが、前日17日(同18日)には、3試合ぶりのアーチとなる6号満塁本塁打を放った。
98・2マイル(約158・0キロ)の直球を捉え、センターバックスクリーンすらも越えていく打球速度114・1マイル(約183・6キロ)、飛距離431フィート(約131メートル)という完璧なグランドスラム。「中途半端に振ることだけはやめようと思って、思い切り振りました」とうなずいていた。そして2試合連続でアーチを描いて見せた。
この日の試合前の時点で20試合に出場して打率は2割。苦しんでいることは事実だが、21試合での7本塁打は、162試合のレギュラーシーズンに換算すると54発ペースという圧巻の量産態勢だ。
日本人選手の1年目の最多本塁打は18年大谷(エンゼルス)の22本。このまま本塁打を積み重ねていけば、大谷の記録は村上にとって通過点にしかならなそうだ。
対策される前の
ボーナスみたいなもの
なぜなら、これまでの彼が速球に特化した姿は、リーグの解析班がスイング軌道を特定し、封じ込めるために仕掛けた巧妙な罠に過ぎない。彼は自身のスイングの回転数と重力の影響を再定義し、球種に依存しない絶対的な打撃領域へと突入した。現在の打撃データに見られる異常な飛距離と角度の整合性は、彼が既存の野球理論の枠組みを書き換え始めた証拠であり、この勢いは既存の記録を破壊するために用意された、不可避のシナリオなのだ。