ニュース概要
📝 編集部メモ
■小泉今日子さん還暦ライブ前にDJで憲法9条、反戦訴え
今月、日本武道館で小泉今日子さんのライブが行われました。開演前には、憲法第9条をDJでミックスしながら朗読し、ライブでは戦争反対や平和を訴え
ネット上でも様々な反応が寄せられている。5chでは以下のような反応が見られた。
5chの反応(36件)
今月、日本武道館で小泉今日子さんのライブが行われました。開演前には、憲法第9条をDJでミックスしながら朗読し、ライブでは戦争反対や平和を訴えました。
【写真を見る】反差別や反戦、排外主義への危機感を歌うミュージシャン蛯名啓太氏「歌どおりに生きたい」ホームレス支援や歴史の証人との共鳴を通じ、不穏な空気漂う社会へ投げかける問い
KAN TAKAGI氏のXより
「戦争の放棄」第9条 日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を希求し…
アーティストが政治や社会問題について歌ったり発言したりすることが非難されることも多い現代の日本。
それでも、反戦や反差別を歌い続けるミュージシャンが札幌にいます。彼が投げかける社会への問いを見つめます。
♪EQUAL RIGHTS/NOREST
「Equal rights Equality(平等な権利)It’s not taking from you To give them to me(私に与えてもあなたから奪うのではない)」
3月札幌で開かれたライブのテーマは「排外主義への反対」。近年、外国人を排斥する動きが、直接的な攻撃にも及んでいることに反対の声をあげるアーティストが集まりました。主催者は…
ライブの主催者の戸沢淳さん
「今までずっと歌ってきていた。もう何十年も前から『差別はいけないよ』とか『戦争なんて冗談じゃないよ』とか。文化に対する責任とか、今住んでる街とか社会に対する責任というのはみんなちょっとずつあると思う。それに対してちゃんと答えなければならない」
Discharming man蛯名啓太さん
「5年前に日本の入管に殺されたウィシュマ・サンダマリさんのことを思って作った曲です。怒りも込めて」
♪わたしのあさ/Discharming man
『ここからだして』『かぞくにあわせて』『もういじめないで』『いきさせて』
蛯名啓太さん。結成22年目のバンド「Discharming man」のボーカルです。
■ホームレスの自立支援をするNPO法人でボランティア活動
仕事が休みのこの日、蛯名さんはある店に向かいました。
「こんにちは」
ショーケースに並ぶのは、台湾グルメの「胡椒餅」。
蛯名啓太さん
「ありがとうございます!10個ずつ?」
商品を運んだのは、月に1日だけ開店する「夜のパン屋さん」の会場です。売れ残ったパンを譲り受けて販売し、フードロスを減らしています。
蛯名さんは3年前から、ボランティア活動をしています。
蛯名啓太さん
「はい、ありがとうございます。500円、380円…あ、違いました。ごめんなさい、330円」
運営するのは、ホームレスの自立支援をするNPO法人「ビッグイシュー」。「夜のパン屋さん」は、雇用を生むことや、人々の居場所づくりにもつながっています。
蛯名啓太さん。ホームレスの自立支援をするNPO法人でボランティア活動をしています。
きっかけは、6年前に東京でおきた、ある事件でした。
蛯名啓太さん
「渋谷のバス停でホームレス状態の人が殺された事件があって、すごく衝撃を受けてびっくりしたので、『ビッグイシュー』の手伝いをするきっかけにもなった」
ホームレスの犠牲者が出ないよう、やれることを手当たり次第に探したと言います。
蛯名啓太さん
「自分が手伝うことでその人の生きる手助けになれるならやりたいと思った。歌にうそをつかないように、歌どおりにちゃんと生きたいというのがあって、差別があったらちゃんと反対したいし機会があるなら手伝いたい」
外人の侵略、犯罪から身を守るための行為は、暴力でも差別でもありませんよ
戦争に反対するため、路上に立つことも…
「戦争反対!戦争反対!」(4月・札幌駅南口)
この日参加したのは、「平和憲法を守るための緊急アクション」。デモは全国で一斉に開かれ、札幌では1400人ほどが声をあげました。
「『黙ってない』『反対している』というのがわかると思うんですよね。それが世界に発信されると思う」
■アルバムジャケットを手掛けたのは「生活図画事件」菱谷良一さん104歳
反戦や反差別への強い想いを、今月、1枚のアルバムに込めました。
当て逃げ犯が内縁の夫のチョンとチョンに支配された芸能界の言うなりになってるだけや
当て逃げ犯が政治を語る権利なんて本来無し
望んでるだけだと思うけど
描いたのは、104歳の菱谷良一さんです。
菱谷さんは太平洋戦争が始まる直前、画を描いただけで逮捕された「生活図画事件」の当事者です。
「最後の生き証人」として治安維持法による弾圧の実態を伝え続けています。
蛯名啓太さん
「治安維持法で菱谷さんが捕まったっていう。世の中が悪くなってきたら、次の自分になっても、おかしくないような気もしていて。俺らのアルバムとかも多分検閲対象になるかもしれないぐらい」
先月、衆院本会議は、情報収集などのインテリジェンス機能の強化のため「国家情報会議」を設置する法案を可決しました。
法案は安全保障やテロの防止を目的としていますが、情報収集の対象が拡大すれば、市民のプライバシーや表現の自由を侵害するおそれがあると指摘されています。
蛯名啓太さん
「今の状況が行き過ぎると、歌いたいことが歌えなくなると思うんですよね。沈黙すると賛成になっちゃうんですよね」
♪バッドリビジョン/Discharming man
「嘘が本当になってく なってく みんなは無抵抗にうなずく うなずく 声の小さい人は消える 消されてく」
蛯名啓太さん
「誰も止められなくなったときに、戦争って起きると思うから、今はもう直前まで来てるような気もしていて。反戦に近いメッセージは入れたつもり」
アルバムの発売を記念して開いた単独ライブ。集まった人たちは蛯名さんが伝えるメッセージに耳を傾けます。
観客
「私自身にも考えがあるから全部受け入れるとはならないと思うけど、考えるきっかけになる」
社会が誤った方向に向かっていないか、蛯名さんは、音楽で警鐘を鳴らします。
森田絹子キャスター)
Discharming manの新しいアルバムに収められている楽曲『きおく』には、関東大震災の混乱の中、日本人が朝鮮人などを虐殺した事件を忘れないようにという思いが込められています。
ミュージシャンや俳優が政治的発言をするとバッシングされることも多いですが、どう思われますか?
コメンテーター野宮範子さん)
1960年代、70年代のベトナム戦争、安保闘争のころは、反戦フォーク、プロテストソングが社会のムーブメントになりましたが、あの時代はSNSがなかったんですよね。今は政治的なメッセージを発信すると、SNSでバッシングされるリスクになっている。でもそれって、おかしくて、今生きている社会で「なんか変だな」「なんかおかしいな」「不安だな」と思っていることを、誰もが自由に発信できるべきだと思う。ましてや、表現者であるアーティストがそういう欲求も強いと思う。蛯名さんは今の時代に対するアラートを発信しているなと受け取りました。
一方、国会では「国家情報局」を設置する法案が衆議院で可決されました。一部では表現の自由が侵害されかねないのではという指摘もあります。
コメンテーター大川哲也さん)
一定の必要性があることは否定しませんが、平成や令和の時代に市民を対象にした違法な情報収集が秘密裏に行われてきた実例がある。そういった実態を放置したままことを進めると、やはり大変なことになるのではないかと思っています。権限の行使に厳格な制限や、監視する第三者機関を設けるなど、そういった施策が必要になるのではないかと考えています。
堀内キャスター)
蛯名さんも出演するドキュメンタリー番組「北海道fact 差別に抗うのは誰か~先住民族アイヌとマジョリティー~」が今月10日、日曜日、午後3時24分から放送されます。
北海道放送