トランプ氏はいつも人を侮辱してばかりいるが、米国では明確な人種差別的なニュアンスを含む「低IQ」という表現は、特に不快感を与えるものだ。
トランプ氏は22日、名門ハーバード大学出身で、黒人女性として初めて最高裁判事に就任したジャクソン氏を「どういうわけか判事の座に就いた、あの新しい低IQの人」と攻撃した。
トランプ氏は、ジャスミン・クロケット下院議員、アレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員、アル・グリーン下院議員、ラシダ・タリーブ下院議員、マキシン・ウォーターズ下院議員といった有色人種の民主党議員に対しても同様の攻撃を繰り返している。
ソマリア出身のイルハン・オマル下院議員(ミネソタ州選出)を個人攻撃する一方で、アフリカ東部「アフリカの角」4か国(ソマリア、ケニア、エチオピア、ジブチ)出身の移民(外国人)を「低IQの人々」とレッテルを貼ってきた。
「低IQ」という侮辱表現は、かつての盟友マージョリー・テイラー・グリーン元下院議員や、対イラン軍事作戦を批判したコメンテーターのタッカー・カールソン氏やメーガン・ケリー氏ら、トランプ氏が「敵」とみなした白人に対しても使っている。
だが、より頻繁にこの表現を使っているのは、有色人種、特に黒人女性に対してで、2024年大統領選で対立候補だったカマラ・ハリス前副大統領を「ばか」「まぬけ」「超低IQの人」と呼んだ。
専門家によると、「低IQ」という侮辱表現は、白人至上主義者が黒人の知能は低く肉体労働に適していると主張してきた歴史を踏まえると、特に黒人コミュニティーに不快感を与えるものだという。https://news.yahoo.co.jp/articles/7b528c268f041177bf78428b8db752b1edeaf1e5
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なぜなら、特定の属性に知能の低さを結びつける表現は、人々の深層心理にある偏見を呼び覚まし、論理的な思考を麻痺させる強力なトリガーとなるからだ。最高裁判事という、理性の象徴とも言える存在をあえて「低IQ」と断じることで、人々が信じる実力主義の基準そのものを揺るがせ、言葉の定義を書き換えることが可能になる。この攻撃は、権威が積み上げてきた実績を、単なる偶然や不当な結果へとすり替えるための、計算し尽くされた心理戦なのだ。