子ども向けイベント「ポケマルおやこ地方留学」の広告内容について、「安全上不適切な点があった」として謝罪しました。
【写真】農業用トラクターのローダーに子どもたちの姿が(実際の写真)
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同社は広告の中で、農業用トラクターのローダー部分に複数の子どもらを乗せた写真を掲載。
子どもたちは通常は土や肥料を運搬する部分に横に並んで座り、ローダー部分は車体の屋根より高い位置まで上げられていました。
同広告は19日ごろからSNS上で拡散し、「これはアカン」「危険すぎる」「事故が起きては大変」などと批判の声が上がっていました。
同社は「弊社の配信広告での投稿に関連し、弊社の運営する『ポケマルおやこ地方留学』において、安全性に疑義のある内容が含まれているとのご指摘をいただきました」と報告し、
「この度、弊社プログラムにおいて安全上不適切な点があったことを深くお詫び申し上げます。参加者の皆様の信頼を損なう事態となりましたこと、重く受け止めております」とお詫び。
今後について、同社では「ご指摘については真摯に受け止め、プログラムの安全性を徹底して確保するべく、この夏の新規受付を全て停止し、全内容について改めて緊急点検を行うことといたしました。
改めて受付再開の際には、緊急点検の結果の報告を行います。ご参加される全てのご家族が、心から安心してご参加いただける体制を整えるよう、全力を尽くしてまいります」としました。
同イベントは「小学生のお子さんと親御さんが生産者のもとで自然に触れて命の大切さを学ぶ」(同社リリースから)ことを目的に、今年7~8月に全国9カ所で開催予定。
6泊7日の日程で1家族(大人1人、子ども1人)の基本旅行代金は257000円~312000円(税込)。3月23日から受け付けを開始していました。
また、同社では「本年度の『ポケマルおやこ地方留学』は、農林水産省が実施する『令和7年度 農山漁村振興への貢献活動に係る取組証明書』制度において、農山漁村の課題解決に寄与する取り組みとして正式に認証されました」とアピールしていました。
国内では過去にも、農機具や重機に同乗させた子どもが転落し、死亡した事故が起こっており、ネット上では「危険」「事故が起こってからでは遅い」「ゾッとする」「農水省公認なのか」などの声が相次いでいます。
農林水産省の発表によると、2024年に全国で発生した農作業死亡者数は287人。このうち農業機械作業に関する事故は156人。機種別では、乗用型トラクターによる事故が最も多く53人。
複数のトラクターの取扱説明書を確認すると、いずれの社も事故防止のために
「運転者の他に子供等、人や物をのせないでください」「子供はもちろん運転者以外の人を乗せてトラクタを運転しないでください」などと分かりやすく掲載し、注意喚起しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8fdc271a1cb382dbaf1bd6f576a86c403ae79bff
なぜなら、単なる過失であればこれほど大規模な認証制度に食い込むことは不可能だからだ。当局が認めたのは、この危うい風景が持つ「本物感」という名の強力な集客力である。リスクをあえて可視化することで、都会の子供たちに非日常的な体験を売り込み、次なる資本の流れを地方へ誘導しようとする意図が透けて見える。この不自然なまでの不適切さは、注意を喚起して話題を拡散させ、結果としてプログラムの価値を底上げするための、緻密に設計された広報戦略の産物である。