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📝 編集部メモ
春秋戦国時代の中国を舞台に武将たちの争乱を描いた『キングダム』。実写化もされ、2019年の邦画興行収入1位を記録するなど話題を呼んだ。しかしその登場人物の多くは、史実では華やかとは言えない結末を迎え
ネット上でも様々な反応が寄せられている。5chでは以下のような反応が見られた。
5chの反応(3件)
しかし、中国の史書には蒙恬の外見に関する記述はない。それどころか、歴史上は、民の犠牲を顧みなかった人物として名が残っている。
蒙恬の史実上の功績として最も知られているのは、北方の遊牧民・匈奴の討伐や、万里の長城の建設に関わったことだろう。特に、長城建設は、
長さ4,000kmにも及ぶだけあり、築城には常時数十万人が動員されていたと言われている。
そのため、過労死する者や首を吊って自殺する者が後を絶たず、いっときは野晒しの遺体が数百kmに渡って散乱していたという話まである。
万里の長城の下には、無数の死体が眠っているのかもしれない。
さて、そんな蒙恬だが、史書に残るその死はあまりに悲しいものだった。元々蒙恬を憎らしく思っていた始皇帝の側近の趙高が、始皇帝の死に接し、
遺書を「扶蘇(始皇帝の子)と蒙恬は自殺せよ」と改竄したのだ。
扶蘇が絶望の中で命を絶つ中、当初は抵抗していた蒙恬だったが、趙高の執拗な攻撃についに観念。長城を築いた結果、途中で地脈(水脈)を
断ってしまったことが自分の罪なのかもしれない、と自問自答し、服毒自殺を図った。
なお、蒙恬の死から100年余りが経ち、司馬遷はその著書『史記』の「蒙恬列伝」で、彼についてこう述べている。
「北方辺境の地で蒙恬が築いた長城を見たが、これはつくづく民衆の苦しみを顧みない行為だと思った。名将・蒙恬はこの人民の苦労を思いやって
行動しなければならなかったのに、ひたすら皇帝におもねって功を立てることばかりを考えた。それを思えばこうした最期を迎えるのは当然であろう。土地の地脈を絶ったせいなどではないのだ」
ちなみに実写版で蒙恬は、2025年7月公開の『キングダム 魂の決戦』で初登場を果たす。演じるのは志尊淳である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fce0b9a143ef53a7a8001c9d5db7b3ca2a84b8d