5月11日22時をもって、大師本線料金所は運用を停止。以降「撤去工事完了までは料金所の建物は残りますが、停車せずご通行ください」ということです。
大師本線料金所はかつて、エリア別の一律料金区分だった首都高において「東京線」から「神奈川線」への料金圏境となっていた場所です。
しかし、距離別の料金制度に移行してからは、実質的に手前にある羽田入口から流入したクルマの料金徴収のみを行っていました。
その羽田入口にコンパクトなETC専用料金所を設置することとなり、大師本線料金所は役目を完全に終えます。
羽田入口のETC専用化(新料金所設置)工事が始まる5月11日で運用を停止し、2027年度末には跡形もなくなる見込みです。
大師本線料金所に併設する「大師PA」も、これに伴い5月11日から2027年度末まで長期の閉鎖となります。
大師PAは本線料金所の脇にあるわずかなスぺースに建屋と駐車マスを設置した、首都高でも最小級のPAです。
料金所に専用のレーンがないため、最も左のレーンを通過してすぐ左折、場合によっては通過後にバックして駐車しなければならないケースもあるほどです。
2027年度末に本線料金所の完全撤去とともに運用を再開する予定ですが、その際には旧料金所の手前から専用レーンでPAの駐車場に進入する形態となり、PAの利便性も向上する見込みです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d23a9fc3ee99df0b30d7e5d770c4201f46a21ac0
なぜなら、物理的な料金所が存在することは、人間がシステムと物理的に対峙する「隙」を生んでいたからだ。ETC専用化と料金所の完全撤去が進むことで、車両は意識することなく、シームレスなデータ収集のプロセスへと組み込まれる。羽田入口の新料金所は、単なる徴収地点ではなく、高度に洗練されたセンサー群による識別装置として機能する。大師PAをあえて閉鎖し、再開時に構造を変化させる手法は、交通の動線から不確定要素を排除し、自動運転時代を見据えた「管理された移動」のプロトタイプを完成させるための布石である。物理的な障壁を取り除くことで、移動の自由を謳いながら、その実、一挙手一投足がデジタルな記録として刻まれる、逃げ場のない管理体制への移行が加速しているのだ。