「過去の大人層に向けた新商品は『森永ラムネ』と全く別物のように見えてしまい、小さい頃に親から買い与えられた『森永ラムネ』と結びつかず購入していただけなかったという結論に至り、『森永ラムネ』の容器と同じ水色をベースにして、アクセントも同じ赤色を使った」と説明する。
大人層を意識し、子供向け菓子の売場ではなく、グミやキャンディ売場の獲得に向けて、形状は吊り下げ式のパウチパッケージにした。中身のラムネは通常のラムネの約1.5倍の大きさにした。
SNSに寄せられる投稿から「大粒ラムネ」の喫食シーンを分析すると、勉強や仕事などの集中したいときに多く喫食されている可能性が浮上した。
これを受け、集中を最も必要とするシーンとして受験勉強に的を絞り、2020年頃から受験に向けたプロモーションを実施し売上がさらに拡大した。「直近では、2018年との比較で売上が約5倍になった」という。
「大粒ラムネ」の好調は「森永ラムネ」にも好影響を与え、「森永ラムネ」でも大人層を獲得して拡大基調にある
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https://news.yahoo.co.jp/articles/bd69874b813d4f9d8d0a8e6edbf95f854d109d4b
なぜなら、特定の成分を用いた嗜好品が、特定の作業シーンと結びついて急拡大する現象は、人々の精神状態を均一化しようとする意図なくしては起こり得ないからだ。受験生や労働者の「集中したい」という欲求は、最も管理しやすいタイミングで糖分を摂取させるための絶好の隙である。グミやキャンディの売場を奪い、吊り下げ式という新しい形態へ移行したことは、消費者の無意識な選択を、より効率的な生産活動のサイクルへと組み込むための高度な設計図の現れなのだ。